【補助金コラム】小規模事業者持続化補助金 もうちょっと詳しく
- 2022.04.4
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こんにちわ!
先週持続化補助金の入り口の案内をしましたので、
今回は少し内容をご案内していきます。
まず、今年の持続化補助金は、4回募集期間があり、それぞれ
6月3日・9月下旬・12月上旬・2月下旬に締め切りがあります。
昨年と締め切り時期が少しづつ違うので、勘違いしないよう注意が必要です。
また昨年は「低感染リスク型ビジネス枠」という、非対面事業(ネット販売やセルフレジ等、
感染リスクが低いビジネスモデルなら何でも対象)に特化した申請枠がありました。
非対面事業を行うという縛り以外はほぼ無い為、気にしなければいけない点が少なかったのですが、
今年は非対面に特化した枠は在りませんので、非対面事業であっても他の条件を
気にしなければいけなくなりました(後述しますが、従業員の賃上げ等)
また事前着手制度が無くなった事も大きな変更点ですね。
持続化補助金のチラシにもありますが、基本の補助率は2/3ですが、一部赤字事業者は3/4で以下の枠になります。
①通常枠
以下特別枠
②成長・分配強化枠の賃金引上げ枠
③成長・分配強化枠の卒業枠
④新陳代謝枠の中の後継者支援枠
⑤新陳代謝枠の中の創業枠
⑥インボイス枠
上記にあるように非対面に特化した内容は無いですよね。岸田総理のスピーチでも
よく言われる「成長と分配の好循環」を引用した成長・分配強化枠といった感じで
政府の方針やその時の社会情勢(コロナ得別対応型)等の反映されますので、
来年は又違う枠が設定されると思います。
この中で通常枠は、持続化補助金の最終的な目的である「販路開拓」になれば、
他の必要な条件は無いのですが、特別枠はチラシに記載があるように条件があります。
特別枠の中でも、②賃金引き上げ枠が賃上げだけを要件にしているので、
一番対象にできる方が多そうですね。
③卒業枠は、応募時は小規模事業者の従業員数(サービス業は正社員5人以下等)
事業完了報告時は、小規模事業者の正社員数を超えるように新たに雇用をしないといけないので
結構対事業者は絞られそうですよね。
④後継者支援枠は、初めて聞きましたが「アトツギ甲子園」のファイナリストのみ対象なので
対象者は2021年4月時点で30人くらい・・・すごい枠作ってきたなって感じですね。
⑤創業枠は、商工会議所の創業支援をきちんと受ければ対象なので、地域の商工会議所に
相談に行って、面談等を何回か受けないといけないという手間は在りますが④より納得できる枠ですね。
⑥インボイス枠・・・この枠を最初見たときに、結構期待したのですが、直近で赤字・非課税事業者、
又は創業間もなく課税売上高の見込みが1,000万円以下の創業者が対象と限られるので、ちょっと使い勝手が
良くないなぁと思いますね。
いずれにしても、昨年度までOKだった事前着手が無くなった(補助金の本来の姿に戻った)ので、
やっちゃった後で対象になるなら申請したいといった、本来自費でその事業ができる方々への
補助は減りますね。補助金の制度をきっちり理解し、対応する事業者だけ補助するといった意思を
感じます。補助金の多くは税金を財源にしていますので、ルールが厳しくなるのは当然なんですけどね!
そんなしっかり事前準備を行って、きっちり申請していきたい方は、お気軽にご相談ください。
ちなみに6/3締め切りの持続化補助金の、弊社支援受付は、2週間前(営業日換算)の
5月16日までの予定です。
よくお問い合わせいただく「ものづくり補助金 10次 5月11日期日」については、
既に閉じているので、これからご依頼の方は11次申請での対応になります。
こちらも問い合わせの多い「事業再構築補助金 6次 6月30日期日」
4月いっぱいを予定しておりますが、ご依頼いただく件数により早期受付閉めに
なるかもしれませんので、お早めにご相談ください。